どうも、底辺芸人です。
売れない芸人の解散や引退は日々起こりますが、そんな中でも引退が多い時期と言うものがあります。
今回はそんな話をしていきたいと思います。
賞レースの後が一番多くなる
芸人の引退が一番多くなる時期として一般的なのは賞レースの後です。
キングオブコントやM-1の後ですね。良い成績が残せれば良いのですが、そうでない場合は「解散」を選び、そのまま引退してしまう人もいます。
これは単純に結果次第で続けるかどうかを決めて臨む人がいるからです。
賞レースで結果を残すために一年間頑張っていくわけですから、そこで思うような結果が出せなかった場合は芸人を続けるという気持ちが弱くなってしまうこともあります。
糸が切れたような状態ですね。そんな状態になってしまうと思うような活動も出来ません。
はっきりした辞めるきっかけになるのが賞レース
芸人活動をしていると意外と「辞めるきっかけ」というものは見つからないものです。
結婚や家族のこと家庭の事情などがきっかけになることもありますが「直接お笑いとは関わらない」場所であることが多いです。
お笑いの大会と言う場で「敗退」という結果を突き付けられるのは精神的にも辛いものがあります。
逆に言えば、そういうタイミングが無ければダラダラと続けてしまうこともあります。
続けていれば必ず売れるような世界では無いですし何年も続けていて賞レースで結果が出ていないのなら別の方法を考えるなり形を変えるべきです。
お笑いで売れて行きたいのなら賞レースと言うのは一つの目安にもなりますしね。
ライブに出ているだけだと気付けない
先ほども言ったように、これは普段なかなか気付くことが出来ない部分でもあります。
ライブに出て笑いが取れているうちは辞めようという気持ちは起きません。
ただ、賞レースで「敗退」と言う事実を突き付けられると一気に世界が変わります。
普段出ているようなライブだと実は現実を知ることが出来ないものなのです。
賞レースではウケていても落ちることはあります。普段のライブはウケるだけで良いのです。
その先の「通過」「敗退」という結果はいりませんからね。
本来の賞レースの姿
ただ、それこそが本来の賞レースの姿でもあります。
M-1に関しては元々芸歴10年目までの大会でした。それは大会を企画した島田紳助さんが10年チャレンジして結果が出せないのなら、そこで諦めた方が本人の為になるという思いを持っていたからです。
売れるための大会でもありますが実力を知り諦めるきっかけを作る大会でもあります。
両方の意味があるからこそ芸人は大会にかける想いが強い部分もあると思います。
芸人の目線で考える
実際に僕自身が芸人として賞レースには参加していますし、芸人目線で考えてみても賞レースと言うものは「目標」の一つでもあります。
これが無くなった場合何を目標にしていけば良いのだろうという思いはありますが、僕としては深く考えすぎずに、臨むのが良いのではないかとも思います。
他にいくつかあるうちの一つの目標、現段階ではそんな位置づけですね。
これも人によって変わってくると思いますし活動の仕方でも違って来るとは思います。
まとめ
解散、引退をする芸人は日々いますが、多くなる時期としては「賞レースの後」です。
それだけ多くの芸人が賞レースにかけているというのもありますし、目標になっているのも確かです。
諦めるきっかけになる大会でもありますし夢を掴める大会でもあります。
年に一度しか無いからこそ、一年の活動をぶつけていきますし、ダメだった場合に思うことと言うのもそれぞれあります。
そんな中で誰もが売れようとしている、ということが伝われば嬉しいです。
ありがとうございました。
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