どうも、底辺芸人です。
以前、久しぶりに芸人として仕事をした、と言いましたが、
そもそも、芸人としての仕事とは何なのかを今回は話していきたいと思います。
頼まれて初めて仕事
まず、結論から言います。僕が思う芸人としての仕事は、絶対条件として、
相手からお願いされること。だと思っています。
まあ、当たり前のことですよね…。
もっと言えば、そこに対価が発生することでしょうか。
説明していきます。
芸人としての仕事
収入源の記事でも話しましたが、基本的に芸人の仕事は、ライブ、テレビ、営業です。
テレビや営業は基本的に「お願い」されて出る訳です。勿論、間にオーディションだったり人脈等があることが殆どですが、自ら立候補で出ることができるものでは無いですし。
ですが、売れない芸人の場合、テレビや営業は存在が遠すぎます。
全く無い訳では無いのですが、あっても半年に一回とかのレベルです。
仕事としてのライブ
なので主な仕事は「ライブ」になる訳です。
ですが、ライブにも問題があります。
普段から言っているように売れない芸人は「エントリーライブ」と言って自らお金を払ってライブに出ています。
エントリーライブは仕事…?
いきなりですが、エントリーライブは仕事では無いと僕は思っています。
言うのなら「練習の場」ですね。
自分でお金を払って出ているのですから、
これを仕事と言ってしまうと何でもアリになってしまう気がします。
お金を払って勝手に出ている訳ですから仕事でもなんでもありません。
なのでエントリー料等を払わずに「呼んで頂いて」出るライブは「仕事」です。
それが例え「ノーギャラ」だったとしても呼んで頂いた訳ですから「仕事」です。
そして「呼んで頂いて」いる訳ですから普段のエントリーライブのようにお金を払うことも基本的にはありません。
エントリー料
ここまでで、大きな問題になってくるのが「エントリー料」です。
この「エントリー料」があるか無いかが大きな問題になってくると僕は考えています。
普段売れない芸人が出ているエントリーライブは、
歌手の方が練習の為にお金を払ってカラオケに行く。
そんな状態だと僕は考えています。
これを「仕事」とは呼べませんよね?
つまり、売れない芸人は、
ほぼ毎日が「練習」なのです。いつか来るだろう「仕事」の為の。
勿論、練習だろうと、舞台に立ってお客様を前にしている訳ですし、本気なのに変わりはありませんが。
稀にエントリー料も無く「出たいです!」だけで出られるライブもありますが、それも勝手に出ている訳ですから「練習」と同じですね。
マイナスをゼロにするところから
ライブに呼んで頂いてもギャラが出ない、そんなことは当たり前にある訳です。
ですが、呼んで頂けて、
お金を払わずにライブに出られる。
それだけでプラスみたいなものですし、立派な仕事です。
ですが、そこにすら辿り着けないまま辞めていく芸人が沢山います。
「練習」のまま終わってしまう芸人が沢山います。
「仕事」すら出来ずに「芸人人生」を終えてしまう芸人が沢山います。
現段階の僕も同じです、誰かに頼まれたわけでもなく自分でお金を払って勝手にライブに出ている訳です。
趣味で活動しているのと何も変わりません。
ただ、それが売れない芸人には当たり前のことですし、殆どの人は、
「その先」に行くことすらできません。
僕なりの考えですが、そんな状況を一人でも多くの方に伝えられたらと思っております。
ありがとうございました。
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