芸人はやめとけ【辛い現実を伝える】

どうも、底辺芸人です。

芸人を目指している方に伝えます。

いきなりですが、芸人になるのは辞めるべきです…。

現役で芸人をやっている僕がこんなことを言うのはおかしいかも知れませんが現役で売れていないからこそ言えるセリフと言うのもあると思います。

ただ本題に入る前に一つ言っておきます。

ここで言う「やめとけ」というのは職業として選ぶのならという意味です。

なんでもかんでも芸人になりたい人にやめとけ!という訳では無く「職業として」本当にそれだけで食っていくという場合は考えた方が良いよ。という僕なりの意見でもあります。

決して自分が上手く行っていないからとかではありません。

一時的に食えていたとしても将来的にどうなるか分からない職業でもありますしね。まあこれは芸人だけに限りませんが…。

という訳で今回はそんな話をしていきたいと思います。

芸人は辛い…!

なぜならば芸人は辛いからです。

と、こんなことを言っても説得力はないですよね。辛いから辞めとけなんて言われても想像もつかないでしょうし辛いから辞めるのかよと思う方もいると思います。

今まで僕のブログでも度々芸人の世界について伝えていますが今回は改めて伝えていこうと思います。

まず、芸人は辛い!なんてことは言われるまでもなく分かることだと思いますし楽だと思ってなる人は居ないでしょうし、すぐに売れるだろうと思って芸人になる人も居ないと思います。

基本的に思い通りにはならない

芸人活動をしてきて思うのが思い通りにならないことの多さです。

これに関しては実力不足もあると思いますし全てが思い通りになるような職業は芸人以外でもないと思います。

まず、面白いと思ったネタがウケないのは良くあることですし分かり易い例で言うのなら普段のライブではウケているネタでも賞レースではウケなかったりですね。

実際に賞レース予選では抜群にウケていてもテレビで放送される決勝ではそこまでウケなかったというパターンもあります。

これに関しては客層やその時の会場の具合などでも変わってきますが…。

芸人だけで食っていける可能性の低さ

そして大きいのが芸人だけで食っていける可能性がとても低いという辛さです。

正直ここですよね。本業では殆ど稼げませんから。

これも何回か話していますが売れていない限りはバイトの割合の方が圧倒的に多いです。

売れない芸人はバイト漬けの生活!【芸人と言う名のフリーター】

生活の為と言ってもほぼ毎日がバイトと言う生活は辛いものです。

芸人だけで食っていけるならそれで良いですが、そんなに甘くない世界です。

活動するたびに減るお金…

売れないのレベルにもよりますが本当に売れていないとライブに出るのすらお金がかかります。

正に僕はここのレベルにいる訳ですが…。

下積み中の売れない芸人が出るライブ【エントリーライブとは】

何度か話しているエントリーライブと言うものですね。

基本的に売れない芸人はライブしかすることがありません。そのライブにお金を払って出演するのですが必ずしもウケる訳ではありません。

そんな日々が続くのは案外キツイものもあります。

ただ、ライブは呼ばれたりすることもあるので養成所などで繋がりがあれば違って来るでしょう。

僕はそういう繋がりも無いので例外と言えば例外でもありますが。

とは言っても出演料が貰えるライブもそんなにありません。こちらから払わないで済むだけマシです。

売れることの難しさ

そして売れることの難しさです。これが一番ですね。

どうしたら売れるのかなんて分かりませんし正解なんてありません。

一番イメージしやすいのは賞レース優勝かもしれませんが、賞レース優勝ってめちゃくちゃ難しいですよ…。

更に優勝したとしてそこがゴールなのか?一生安泰なのか?と言われたらそうでは無い場合もあります。

売れる。売れ続けることは本当に難しいことなんです。

10年テレビに出続けてやっと安心できるようになるなんて言葉もありますからね。

一度も出ることが出来ずに終わる人が殆どの世界なのに…。

それでも芸人になりたい…!

と、色々と書いてきましたが文字だけじゃ分からないと思いますし正直この程度で芸人辞めようと思うくらいなら最初からやらない方が良いです。

そして、やってみて色々と自分で感じるのが一番だと思います。

最初にも言ったように「芸人はやめとけ」なんて書いていますがこれは「職業」として選ぶのならです。

やりたいということを否定はしませんし僕自身は芸人になりたい人を応援したい気持ちもありますがおススメはしません。

簡単では無いのは確かです。それ以上の楽しさがあるのも確かですが。

とにかく売れるのは一握り。売れる確率がほぼ0に近い世界です。そんな中で誰しももがいています。一握りを掴むために。

今後も僕は芸人の世界を伝えていきます。

ありがとうございました。

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