どうも、底辺芸人です。
芸人のネタと言うものは見せ方次第で全く違うものにすることが出来ます。
つまり同じネタでも見せ方を変えれば面白くもつまらなくもなるということです。
という訳で今回は同じネタでも面白く見せる方法を僕なりに話していこうと思います。
※毎度のことですが僕自身売れていませんので説得力はなく持論でしか無いですのでご了承ください。
ネタを面白く見せる簡単な方法
結論から言います。状況や設定でも変わってくるので必ずしもでは無いですが大声を出すことが面白く見せる一番の方法だと僕は思っています。
まず極端な話ですが「布団が吹っ飛んだ」というギャグがありますよね。
所謂おやじギャグですし、これを言っただけで笑いを取るのは難しいです。
周りから「なにか面白いことやってよー」と言われて「布団が吹っ飛んだ」と言っても間違いなくスベります。
ではこれを面白く見せる努力をしましょう。
「布団が吹っ飛んだ」と普通のテンションで言うから良くないのです。
そもそも「布団が吹っ飛んだ」自体スベリ芸みたいなものなのでウケないんです。
言い方を変えるとボケが弱いということでもあります。
弱いボケを面白く見せるには
弱いボケを面白く見せる努力の一つに「大声を出す」があると僕は思っています。
勿論他の方法もありますが一番楽な方法は弱いボケを大声で言うという方法だと思います。
これは大声さえ出せれば誰でもできるので比較的ハードルは低い方法でしょう。
それでは話を戻しますがおやじギャグだったとしても普通のテンションで言うのと大声で叫んで言うのでは見え方も全然違いますよね?
それでは文字にしてみましょう。
「布団が吹っ飛んだ」
「布団がーーー吹っ飛んだーーーー!!!」
どちらが面白く見えますか?間違いなく後者だと思います。
裏側を解説してみる
そもそもこれは「元が弱いボケ」だからこそ成り立っています。
テンションを上げて全力で言うことで弱いボケ、普通に言っても面白くないボケを全力で言うというネタにしているのです。
もっと言うとこれに対してツッコミがあれば更にネタとして引き締まりますし「布団が吹っ飛んだ」という定番のおやじギャグだけでも見え方が変わってきます。
これこそが面白く見せる方法の一つです。
元のボケが弱いということを分かった上でネタにする。簡単そうに見えて一応考えている訳ですね。
何もかも大声で言えば良いのか
大声を出すことが良いのならネタは何もかも大声で言えばよいのでしょうか?
実際はそんな簡単なことでは無く漫才にしてもコントにしてもボケの部分を大声にしたら違和感しか無いです。見てる側からしたらなんでそこだけ大声なの?となると思います。
この方法はどちらかと言えばギャグなど一発芸に向いている方法になるのかもしれません。
「すべてのボケを120%の声量で言うやつ」みたいなコントにしたら変わってくるかもしれませんが。
それでは普通の漫才やコントの中のボケを面白く見せるにはどういう方法があるのでしょうか。
僕なりに説明していきたいと思います。
ボケを面白く見せるということ
面白く見せると言うのもいくつか方法があります。
その中でも一番簡単なのが大声を出すというやり方だと思うのですが、他で言うのなら「間を取る」ことや「表情を作る」ことなども大事でしょう。
例えば布団が吹っ飛んだのギャグですが大声で「布団が吹っ飛んだーーー!!」
と言うよりは「布団がー……!吹っ飛んだーーー!!」と布団が、と吹っ飛んだの間に少しの間があった方がギャグとしては効果的になります。
見てる側とすれば溜めたのに結局普通のこと言うのかよ!みたいなツッコミが出来る訳ですね。
言ってしまえばスベリ芸なので相手にツッコませたらネタとして成立します。
表情も同じで無表情では無く思いっきり作った表情で言うことが大事になる訳です。
そしてネタに取り入れる
これらをネタに取り入れるとすると、ここのボケは少し声量を大きめでいこう、とかボケに入る前に間を取ろうとか、ボケる時の表情を作ろうとか台本ではない部分で工夫することが出来ます。
つまり同じ台本でも違う見せ方をすることで笑いを増すことが出来るのです。
勿論これをしたからと言って必ずしも面白くなる訳では無いですが何もしていないよりは遥かにマシになるはずです。
例え台本が面白くなかったとしても見せ方次第で面白くできるのもお笑いの面白さ、奥深さだと思います。
売れてもいない僕が長々と話してきましたがどなたかの参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。
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