どうも、現役で売れないお笑い芸人をしております。底辺芸人と申します。
いきなりですが、漫才とコント、どっちが売れやすいと思いますか?
コンビで活動する多くの芸人は漫才かコントをメインのネタとしています。
賞レースの大会も大きなものは漫才とコントです。
それでは、どちらかの方が売れやすいということはあるのでしょうか?
漫才とコントで売れやすいのは…
結論を言ってしまうと売れやすい等はないですね。
今はネタで売れるのが難しい時代でもありますし「漫才」だから「コント」だから有利ということはありません。
ただ、売れやすい等はない。というだけで片付けてしまうのも面白くないので、賞レースの観点からもう少し考えてみたいと思います。
M-1グランプリとキングオブコント
漫才の場合はM-1グランプリが毎年開催されています。そして漫才師の場合は、ここで優勝や知名度を上げられると一気にブレイクに近づくことがあります。
ただ、優勝したから売れる訳ではありませんし決勝に進出したから売れるという単純なことではありません。
コントの場合はキングオブコントが毎年開催されます。ここでも同じように優勝や知名度を上げるとブレイクに近づくことがあります。
そして、こちらも同じく決勝に進出したから売れるという訳ではありません。
売れるとは?
以前も記事にしていますが売れるとはネタの面白さではないと僕は思っています。
結局は売りたい!と思わせなくてはいけません。使いたいな!と思われなくてはいけません。
もっと言ってしまうとメディア的に面白そうだな!と思われなくては意味がありません。
ネタ番組に出るだけなら面白いだけでも良いかもしれません。ですが、売れるとはネタ番組に出ることでは無いですよね。
世間的に見るとMCをしていたり冠番組を沢山持っていたりすると「売れている」になるかもしれません。
ただ、そこに「ネタをする面白さ」はそんなに必要でしょうか?
それもあってネタの勝負である漫才やコントは売れることに直接関係がないと僕は思っています。
賞レースの熱量からも考える
ここで、賞レースの熱量からも考えてみましょう。
正直に言ってM-1グランプリとキングオブコントだと明らかにM-1の方が熱いです。
そして注目度も違います。どっちの方が箔が付くというのなら僕はM-1だと思っています。
どちらも決勝に進出することはとても大変ですが、世間の注目度的にもM-1の方が高いような気もします。
メディア的に使いやすさも見えるのがM-1
漫才とコントで大きく違うのはコントは役を演じているということです。
先ほど話したように「売れる」はネタ以外で評価を求められることが多いです。
MCにしてもドッキリにしても最近だとクイズ番組などもですが、使う側からしたら素を見せている漫才の方が即座に判断出来て効率も良いと思います。
コントは演じることで色々と苦手な部分を隠すことも出来ますし、いざひな壇に来たら何もできなかったということもあります。
ただ、コントは役者に繋がる可能性もあるので別の分野で活きていくこともあります。
まとめ
まとめると、漫才でもコントでも売れやすさは変わらない。
ただ、今の世間の状況などを考えたら漫才の方が多少有利になるかもしれません。
一番大きいのはM-1の注目度ですね。
ただ、本当の売れるとはネタではない部分の評価も多くなってきます。そういった「先のことなども考えて活動できるのが今後は一番なのではないかと思います。
ありがとうございました。
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