どうも、現役で売れないお笑い芸人をしております。底辺芸人と申します。
いきなりですが売れない芸人の最後って、どうなると思います?
売れない芸人の「最後」所謂「末路」です。
9割が売れないで辞めていくとされる「芸人」です。そんな芸人の末路はどんな形になるのでしょうか。
今回は現役で売れない芸人をしている僕が、売れない芸人の末路を語りたいと思います。
という訳で早速「売れない芸人の末路」についてです。
目次
売れない芸人の末路
いきなり結論から言うと、
芸人として活動してきた期間の全てが無駄になるだけです。
ただ、楽しさだけは残るでしょう。
それでは順番に説明していきます。
まず、度々話していますが売れない芸人は基本的に自分でお金を払ってライブに出ます。
一回2000~3000円ですね。相方と分けたら半分になりますので1000円から1500円ほどです。
エントリーライブというものですね。こちらで記事にもしていますので良かったらどうぞ。
そこにオーデションや事務所でのネタ見せ、賞レースなどが主な活動です。
それを日々繰り返して、いつかは結果を出すぞ!と思い活動を続けます。
簡潔に言えばこれで終わりです。殆どがここから抜け出せずに辞めていきます。
これを繰り返し年を重ねるのが売れない芸人の末路です。
それほど、売れるということは難しいです。
売れなければそういった活動も全てが「無駄」で終わります。無駄と言う言い方は良くないと思いますが売れるために頑張っているのに売れなかったら正直意味が無いですよね。
勿論そこで得るものがない訳ではありませんが。
もう少し具体的に考えてみましょう。
売れない芸人の活動から末路を考える
それでは、売れない芸人の主な活動から末路を考えてみましょう。
主な活動については、こちらの記事でも説明しています。
これを元に説明していきます。
ライブ
まずライブです。
エントリー料2000円のライブに月10回出るとします。相方と分ければ1000円になるので毎月1万円かかります。それプラス劇場までの交通費が各自かかります。
一年これを続けるとしたら12倍なので最低でも12万円、交通費入れたら人によっては20万円くらいかかる可能性があります。
エントリー制のライブなのでそれぞれの財布と相談して回数は決まります。
最悪ライブに出なければお金はかかりませんが売れない芸人はライブしかすることが無いのに出なかったら、
もはや芸人ではありません。
お笑い好きの無職です。
オーディション
続いてオーディションです。
事務所によりますが月に数回もしくは数か月に一回とかですね。
内容はネタ番組から特技披露まで様々です。
オーデションですが、
基本的に落ちます。
そもそも売れない芸人なので実力がありません。
第一線で活躍する人達もオーデションを受けていたりするので、そこを飛び越えるのは基本的に無理です。
オーデションは、さすがにタダで受けられますが会場までの交通費は自費です。
回数にもよりますが年間だと交通費で数千円ですかね。
当たり前ですが落ちたら意味はありません。通過することで成り立つものですから。殆どが経験だけですね。
関係者の目に留まってテレビ出演などもありますが、そんな奇跡みたいなことは売れない芸人が考える必要はありません。
オーデションですが、そもそも受けられないことも多いです。
事務所に所属している場合、上にいる芸人からオーデションを受けられるようになるので、そもそも事務所の下にいるような売れない芸人はオーデションすら回ってきません。
賞レース
最後に賞レースです。
M-1やキングオブコントですね。
これも基本的に予選で落ちます。2回戦、良くても3回戦です。
ちなみに1回戦はエントリー料もかかります。普段のライブと同じ2000円です。
空気感は違いますが一回戦は普段出ているライブと近いものはありますね。
賞レースは極端に言ってしまえば決勝まで行かなくては意味がありません。
オーディションと同じです。最後まで残らなくては意味がありません。
多くの人に観て貰えなければ意味がありません。どんなに良いネタをしても先に繋がるのはテレビだったりメディアに出た時です。
なので意味を為すのはテレビに映る決勝からです。
売れなければ金がひたすら飛ぶ
ざっくり言えばこんな感じです。
お金払ってライブ出て、オーディションに落ちて賞レースも落ちる。
それだけです。それを繰り返して気付いたら年を取ってた…。本当に、それだけです。
ここまでで分かったと思いますが、売れなければ全ては無駄です。
芸人になれば最低限この程度の活動は出来ます。
ですが、殆どがこれを繰り返して終わります。これより上の景色を見ることが出来る人は極一部です。
人によって違いますが年間の活動で多いと30万円くらいはかかるんですかね。
ライブを減らしたり劇場から近い所に家があれば、もう少し変わってきますが…。
こんな感じで5年くらいで辞める人もいれば20年以上続ける人もいます。
下積み時代の出費を取り返せる人は基本的にいないと思います。
結局売れない芸人の末路って?
まあ、なんというか「末路」もなにも無いです。何だかんだ辞めても生きていけますし、多くの人は就職したり生きるために次の道を選ぶわけですから。
長く続けている人だと結婚して養って貰っている人も多いですね。
残るとしたら後悔ですかね。もっと頑張ってれば、努力してれば売れてたのかな…。そんなことは誰もが思うかもしれません。長く続ければその分後悔すると思います。
分かりやすく言うとしたら、こういう日々を数年から数十年繰り返して、最後に残るものは…?って感じですね。
活動していた時の楽しさもあると思いますが実際にその時どんな風に感じるのかは分かりません。
僕自身がまだ現役なので最後のことまでは分かりませんが、少なくとも満足のいく形で辞められる人は少ないでしょう。
言葉にすると、思ったより「末路」って程でも無いですね。一応辞めても生きていけますからね。
悲惨さを数字で見てみよう
言葉にすると伝わりにくく、悲惨さも分かりにくいので、数字で見てみます。
こちらの記事は以前、僕が一年間で芸人として使った金額、ライブ代や交通費。
そこに芸人として一年間で稼いだ金額を足して最終的に手元に残った金額を計算したものです。
読んで頂ければ分かりますが一年間で10万円以上のマイナスになっています。
実際に辞める時、最後は、それくらいの数字も伸し掛かる訳です。
僕は一年間で計算していますが、
これが10年20年だったら…?
恐ろしい数字になりますよね。
その間に時間も過ぎる訳です。買えたもの、行けた場所は沢山ありますよね。
そして、年も重ねていきます。まあイメージとしては40代50代のフリーターですね。
芸人になる時は誰しも希望を持っています。記事にもしましたが、そんな理想は全て砕けていきます。多くの人が夢破れる世界ですから。
売れない芸人の末路は恐ろしい
とりあえず、殆どが売れないまま辞めますが多くは就職してそのまま生活していくでしょう。
勿論、一生バイトしながら続ける人だっていますが。案外路頭に迷う人は少ないのでは無いでしょうか。
さすがに、そこまで無計画で生きている人も少ないので。
売れないまま辞めても生きていけますが、その後の感情は人それぞれでしょう。
後悔しない方法もある…!
ここまで散々ネガティブなことを言ってきましたが後悔しない方法もあると僕は思っています。
確かに売れなければ無駄になってしまうことは多いでしょう。
それは活動を終えてからの生き方にもよります。正直なにも考えないでいたら本当に無駄で終わるでしょう。
ならば仮に売れないで芸人を辞めることになった時のことも考えて活動すれば良いのです。
ライブにでて賞レースに出てオーディションを受ける。そんな王道の活動もアリでしょう。
ですが、そんな活動の中で何か新しいものを見付けて次につなげていくことが出来るのなら無駄にはならないと思います。
といっても芸人活動をしながらあれもこれもというのも大変なことですから結局は自分次第でしょう。
その後の人生
芸人を辞めた後の人生についても話しています。
「末路」は芸人の最後。「その後」は芸人を辞めてからです。
辞めた時の年齢にもよりますが、周りと比べて若い訳でもなく金も職歴も無い元芸人が、どんな人生を歩むのか僕なりに話しています。
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ありがとうございました。
芸人でいられることを楽しむしかない。
わたさん。コメントありがとうございます。
楽しめなくなった時が終わる時だと思っています。
好きやからね〰️
でも人生100年だからある程度で
備えないと~‥
すいません、要は現実をいかにみるセンスに
つきます。
でも芸人さん大好きなので応援してます( ´∀` )b
ありがとうございます。現実を見ることも時に大切ですね。
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今の時代ならば、自分で情報発信できるし、それを収益につなぐことも可能なので、全てが無駄にならないかもしれません。現時点でもこれだけのブログが豊富に書けるわけです。人は自分と違う世界には好奇心を持つものです。このサイトに訪れている僕も楽しく読ませてもらってます。芸人さんにとっては昔よりは良い時代なんじゃないでしょうか?
コメントありがとうございます。
確かに一昔前に比べたら発信できる場が明らかに増えているので時代としては悪くないと思います。
無駄になるかどうかは結局自分次第なところもありますが多くの手段を持つことで無駄にしない、後悔しないようにすることはできますね。