どうも、底辺芸人です。
以前から「売れない芸人と仕事」について話していますが、今回はテレビ等、オーディションを通した仕事に焦点を当てて、売れない芸人には一つの仕事を得ることが難しすぎるということを話していこうと思います。
目次
芸人が一つの仕事を得るまで
まず売れている芸人さんで考えます。
テレビも営業も事務所やマネージャーに連絡が来て「出演お願いします」で決まります。
テレビや営業の経験が増えれば人脈も増えて繋がりも出来ます。そこから先の仕事に繋がることもあります。
そして経験が増えれば、その分テレビ的な立ち振る舞いやルール、営業だったら盛り上げ方等が分かってきて周りからの評価も上がりますし、更に次の仕事に繋がりやすくなります。
売れない芸人が一つの仕事を得るまで
続いて売れない芸人ですが、基本的にテレビなどは事務所に回ってきたオーディションの案内が始まりです。
これに勝ち進んでいけばテレビ出演が決まります。
間違ってでも「出演お願いします」なんてことはありません。
売れていない芸人をテレビに出す理由はありませんし誰も知らない、視聴率にも繋がらない芸人を呼ぶメリットは一つもありません。
なので、まずは「オーディション」でふるいにかける訳です。
少しでもテレビ向き、出しても問題ないような芸人を。
知名度こそ最大のメリット
これが売れている芸人さんであればわざわざオーディションをする必要もありません。
「売れいる」ということは少なくとも「知られている」訳です。
使う側も、どんな芸人か、どんな人なのかが分かっていますから、直接呼べば良いだけです。
知名度があるだけで「オーディション」という過程を省くことができます。
売れない芸人のオーディション
そもそも、オーディション自体が誰でも受けられるものではありません。
一つの事務所から受けられる枠も決まっていますし、事務所側も全くの無名の若手にオーディションは受けさせません。
少しでも受かる可能性のある実力のある芸人を送ります。
事務所の代表として受けに行く訳ですから当然ですよね。明らかに見込みのない芸人を送って賭けにいくよりも少しでも可能性のある芸人に受けてほしい訳です。
営業も同じです。売り出したい人を送る訳ですから。
その時点で周りより上位にいなくてはいけません。
売れない芸人の中でも実力が求められる
つまり、
実力が無ければオーディションすら受けられない訳です。案内すら回らない訳です。
所属が多い事務所などは、その分競争も激しくなります。
一度もオーディションを受けることができずに芸人を辞める。
そんなことも充分にありえます。
実力が付いたら
それでは実力が付いてオーディションを受けられるようになったとします。
今度はオーディションを勝ち抜かなければいけません。
当たり前ですが、周りも事務所の選ばれし芸人たちが受けている訳です。
それなりに有名な人もいますし、その中からテレビ出演の数枠をかけて争います。
落ちたらおしまい。また今度です。
そこまでたどり着く道のりが、どんなに困難でも、そんなことは関係ありません。
代わりなんていくらでもいますから。落ちたら最後。またやり直しです。
例えるとしたら、
選ばれし者しか登れない山の頂上に苦労して登ったら頂上から蹴落とされる。
こんな感じですかね。
僕自身も何度か経験していますが、本当に終わる時はあっさりです。
まあ、実力がない自分に全ての原因がある訳ですが。
まとめ
こんな感じのことを繰り返して数年経って初めてオーディションを通った。念願のテレビ出演は数分。そんなことだってあります。
勿論、受けることもできないまま終わることだってありますが。
誰しもこんな経験をして、いつかは…。
そんな風に夢を見ます。
これが売れない芸人の現状です。
一つの仕事を得ることは、とても難しいことなのです。
まあ、芸人に限らなくてもですが…。
売れない芸人について一人でも多くの方に知って頂けたらと思います。
ありがとうございました。
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