どうも、底辺芸人です。
以前、売れない芸人は一つの仕事を得ることも難しいという話をしましたが、
今回は更に深い話として「オーディション」に絞って話をしたいと思います。
目次
売れない芸人とオーディション
まず、芸人がテレビなどに出演するための入り口として「オーディション」と言うものがあります。
バイトで言う「面接」みたいなものですね。
出演できるかを審査される訳です。
オーディションの受け方
一般的なオーディションの受け方として「所属事務所」に案内が回ってきて、そこから受ける訳ですが、誰しも受けられる訳ではありません。
事務所の中でも優秀な人。事務所としても推したい人しか受けることができません。
仮に全員が受けられるようなオーディションだと審査する側も負担が大きくなります。
全ての事務所を合わせれば何百、何千という芸人がいる訳ですから。
賞レースで考える
ここでオーディションを賞レースで考えてみましょう。
賞レースは芸歴などの縛りがある所はありますが、プロ、アマ問わず誰でも受けることができます。
それもあって予選から決勝までは数か月の期間があります。
賞レースくらいの規模になれば多少は仕方がないことですが、これが一つの番組。一コーナーのオーディションだとしたら、こんなに時間をかけることはできません。
そういった理由もあってオーディションを受けることができる人は限られてくる訳です。
事務所で考える
更に事務所で考えます。事務所によって所属芸人の数は違いますが数百から数十人の芸人がいます。
この中で優秀な芸人しかオーディションを受けられない、ということは事務所を代表して受けに行っている訳です。
番組出演が決まれば事務所の宣伝にもなりますし、活気も出ます。
そういった背景もあって少しでもオーディションを通る可能性のある芸人しか受けられない。
そういう仕組みになっているのが現状です。
明らかに落ちるだろう実力が足りない芸人よりは多少は可能性が高そうな芸人を送る。
事務所からしたら、それは当たり前のことです。
いつになったらオーディションを受けられるの?
それではいつになったらオーディションが受けられるのでしょうか。
これに関しては、
実力が全てです。
受けられない人はいつになっても受けられないままです。
事務所内のライブで毎回ウケを取って少しずつ地位を上げていったり、賞レースで結果を出したり様々な方法で事務所に認められなければ案内すら回ってきません。
勿論、全てでは無く例外もありますが…。
オーディションは無いものとしよう
売れなければオーディションは受けられないということは、
売れない芸人がいきなりテレビで爪痕を残す…。
なんてことは基本的にありません。
賞レースなど完全に自力で這い上がってきた場合は別ですが。
そう考えると売れない芸人が売れるための手段すら限られてきます。
ライブで地道にのし上がるか、賞レースに賭けるか、それとも完全に独自のやり方を見つけるか…。
そして、オーディションに通ってテレビに出ても賞レースの決勝まで残っても、
売れる保証などありません。売れる可能性が少し高くなっただけです。
まとめ
ただでさえ売れることが難しい世界で、売れるための選択肢まで絞られて、その先に行ったとしても売れるとは限らない…。
「芸人」とはそういう世界です。
そして、そこにすら辿り着けない、オーディションすら受けることができない芸人もいます。
まあ、実力社会と言われればそれまでです。実力があるものが生き残る。
そんな世界ですから。
ありがとうございました。
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