どうも、現役で売れないお笑い芸人をしております。底辺芸人と申します。
芸人になろうとしている方は芸人になる!と決めた時に「養成所」を思い浮かべると思います。
ですが養成所には行かずに芸人になることも出来ます。
実際に僕は養成所に行かずに芸人になりましたし事務所にも入ることが出来ました。
今回は養成所に行かないで芸人になったことで気が付いたメリットとデメリットを話していきたいと思います。
お笑い養成所に行かないで芸人になったメリット
一番は「お金」でしょう。養成所は安くても数十万円はかかります。変な言い方をすると多くの人がお金を払って「お笑いの世界」に入っているのに僕は一切払うことはありませんでした。
そして養成所を卒業しても誰しも事務所に所属できる訳ではありません。事務所にもよりますが優秀な人しか事務所には所属できないです。
お金を払って一年間通って所属にならなかったらショックはありますし思うことは間違いなくあるはずです。
もう一つのメリットは「時間」だと思います。養成所は基本的に一年行かなくてはいけませんし人によってはバイトや学校と両立しなくてはいけません。
その分一日の予定は詰まってきますし負担はかかります。人によって感じ方は変わると思いますが養成所の段階で負担が多くなってしまうのは僕は良く思いません。
お笑い養成所に行かないで芸人になったデメリット
デメリットとして一番感じているのは「繋がり」が一切なかったことです。
同じ時期に養成所に行っていた同期のような存在がいないので所謂「芸人仲間」と言うようなものは非常にできにくい環境でした。
養成所に行って同期の芸人がいればライブやオーディションで会った時に話も出来ますし情報交換もできます。
なので活動を始めてすぐの頃の繋がりは基本的に事務所繋がりだけでした。勿論、次第に顔見知りの芸人ができたりはしますが、同期が沢山いるような大きな繋がり程ではありません。
以前も話しましたが繋がりは芸人にとってとても大切なものです。仲間内でライブを立ち上げたりできますし、事務所の同期で企画等もできますし、所属になってもならなくても繋がりは続いていくものです。
もう一つのデメリットとしては周りを知ることが出来なかったことです。
これは人によると思いますが一般的にはデメリットだと思うのでデメリットにします。
正直言うと僕にはメリットでした。
養成所と言う場所で周りの芸人がどんなネタをするのか、どれくらい面白いのか。何も僕は知りませんでした。
言ってしまえば養成所はいち早く周りとの実力を知る場所です。もしここで周りとの差を知っていたら、自信を無くして芸人を早い段階で辞めていたかもしれません。
つまり、僕は怖いもの知らずで芸人の世界に飛び込むことが出来たのです。
お金を払って一年通って周りとの差を知った状態で、どんなスタートを切っていたのかは分かりません。
しかも、そんな状態で事務所に所属できていなかったとしたら、いきなり躓いていたと思います。
今となってはこれはメリットだったのではないかと思っています。
養成所に行くということ
養成所に行くことはメリットもありますしデメリットもあります。
これは行かなかった僕の意見ですし実際に行っていたら感じることも変わっていたと思います。
繋がりは必ず出来ますし事務所に所属できなくても無駄になることは無いと思いますが、最終的に売れなければ意味がありません。
末路の記事にも書きましたが辞めてしまえば全てが無駄になります。
お金を払って通って覚悟を決めるという意味もあるかもしれませんが、そこに売れる保証はありませんし売れやすくなることもありません。もっと言うと所属できない可能性も大いにあります。そして多くの芸人は売れません。
養成所に行くということの答えは人それぞれだと思いますが、僕自身が養成所に行っていないので僕は行かなくても全然良かったと思っています。
今もなんとか芸人を続けられているのが養成所に行かなかったからという訳では無いですが、きっと行っていたら、もっと早く芸人を辞めていたかもしてません。 今はそんな風に思っています。
ありがとうございました。
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